口蹄疫で大騒ぎしている裏で


乾杯〜!


南畠「ささ、先生。焼けましたよ。どうぞ」
不度「んじゃ、いただきマンモス」

不度「しっかし、即売会終わった後の焼肉とビールは美味いですなあ」
南畠「いや全く。あ、そこの焦げそうなんで、取っちゃって下さい」
不度「ハイハイ。まあ、また次回作とかに向けて頑張らねばなりませんが」
南畠「っても、参加予定イベントが当分無いですが」
不度「また年内に一発くらいオフセット出したいねえ。順番だと次はバカ古典シリーズかな?」
南畠「でもって、こうやって新刊の売上で焼肉が食えたら良いのに
不度「ええ、純利益で焼肉代が賄えたら本当に良いのに




と云う訳で、コミック1にて「まさに外宮!」の新刊『ワルイコの倭姫命世記』『バカ古典大系4』をお買い上げになった皆様、有り難うございました。



まあ、『ワルイコの倭姫命世記』が無事出たのが本当に良かった。筆者たるワシは何一つ無事じゃねえんだけど。
企画開始当時、右脚打撲の上に膝から下全部化膿して敗血症同然の症状を起こして都合2ヶ月寝っ放しになり、入稿直前には、疲労と風邪から左脚に軽い敗血症を起こして1週間点滴打ったとか、始まりから終わりまで全く神に愛されませんでした。天罰覿面ってヤツです。
多分、伊勢両宮の女神が二柱がかりでワシの両脚に足4の字固めをがっつり喰らわせているんじゃないかと。そう脳内処理してみたら、これから何度でも喰らってみたくなりイヤ、嘘です。マジスンマセン。


ネタ元は『神道五部書』と云う伊勢神宮の社伝をまとめた文献の一つ、『倭姫命世記』と云う文献で、倭姫命(やまとひめのみこと)と云う巫女姫が、天照大神を祀る社を伊勢に鎮座させた経緯を綴った本。
古事記』では殆ど触れられず、『日本書紀』では僅かにさらっと流されるだけの、伊勢神宮が伊勢に建てられるまでの、倭姫命の旅について書かれた歴史書です。
……で、それを触手の化物だ、水辺でキャッキャウフフだ、ドSメイド長だってアレンジを加えたら、オレの脚がああなっちゃったんだよモウッ!
よくネタ元が解らない方々の為に、後日改めて解説紛いの言い訳をここに載せようと思います。



あと、敗血起こしながらも『バカ古典大系4』が出せたのも良かった。
『古本説話集』の仏像ファッカーの続編と、『水鏡』の色情狂時代・奈良朝、そして自慢の巨根で女帝をこましたことで知られる道鏡法王に関する記事をいろいろな文献から紹介と云う、不敬罪まっしぐらな内容。
特に『水鏡』の威力がヤバい。これが全部事実だったらどんだけ奈良時代はカオスなんだよ。


で、5月4日のコミティアに委託参加したのですが、そこで衝撃の出会いをしました。
ぶらぶらアテも無く買い物に歩いていると、何と『古事談』でコピー本を作ったサークルが……!
ええ、食いつきましたよ。こんな苦行やっているサークルが他所にあるとは思っていなかったので。感動の余り、初めて同人誌を「交換する」と云う、昔ながらの行為をしてしまいました。
秘本衆道会さん、お邪魔しました。「ライバル出現か!?」とちょっと焦っています。




さて、次は夏コミ……は、何か書類ミスって落ちたっぽいんだよなぁ。
まあ、神出鬼没にどこかに委託したりするかも知れないので、その時はまた告知します。んでは。